beeandbe
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2013/07/01

セイヨウオオマルハナバチの体内で見つかったマルハナポリプダニ

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独立行政法人国立環境研究所より


寄生生物の持ち込みの問題


セイヨウオオマルハナバチのように外来の生物を持ち込む場合、同時に外来の寄生生 物を持ち込む恐れもあります。マルハナバチ類には、ウイルス、菌、センチュウや昆 虫など様々な寄生生物が寄生しています。もし、セイヨウオオマルハナバチが、日本 には存在しない寄生生物を持ってきた場合、それらの寄生生物に対して抵抗力のない 在来のマルハナバチに深刻な打撃を与えることが予想されます。既に、セイヨウオオ マルハナバチの輸入品の中から微胞子虫という病原体やマルハナポリプダニという体 内寄生性のダニが見つかっています。現在、これら外来寄生生物が在来マルハナバチ に対して及ぼす影響を調べています。今後、セイヨウオオマルハナバチを含む様々な 生物資材に対して、寄生生物の有無をチェックする検疫体制を整えていく必要があり ます。


マルハナポリプダニの写真(矢印)

輸入製品中のセイヨウオオマルハナバチの体内で見つかったマルハナポリプダニ  矢印で示されているのが雌成虫で、そのまわりにある小さなつぶつぶが卵。このダ ニはマルハナバチの気管に寄生し、昆虫の血液である血リンパを吸って生きる。コロ ニー内での感染率は高く、異なるマルハナバチ種間での水平感染も起こる。



09:19 | beeabdbe
2013/07/01

第183通常国会で成立 改正外来生物法 (2013年6月26日)

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特定外来生物による生態系等に係る被害を防止する対策の強化を図るため、特定外来生物が交雑することにより生じた生物を規制の対象に追加するとともに、特定外来生物が付着し、又は混入しているおそれがある輸入品の検査等の措置を講ずる必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。




特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の一部を改正する法律案要綱

第一外来生物の定義の改正
外来生物の定義に、外来生物が交雑することにより生じた生物を含めること。(第二条関係)

第二放出等の禁止の例外
一特定外来生物に係る特定飼養等施設の外での特定外来生物の放出、植栽又はは種(以下「放出等」という。)の禁止の例外として、防除の推進に資する学術研究の目的で主務大臣の許可を受けて放出等をする場合及び防除に係る放出等をする場合を定めること。(第九条及び第九条の二関係)
二主務大臣は、放出等の許可を受けた者がこの法律等に違反した場合において、当該許可を取り消すことができるものとすること。(第九条の三第二項関係)
三主務大臣は、主務大臣の認定を受けた者が行う防除を目的とする特定外来生物の放出等が主務大臣が公示した事項に即して行われていないと認めるときは、その防除を行う者に対し、放出等をした当該特定外来生物の回収等を命じることができるものとすること。(第二十条第三項関係)

第三措置命令等の対象の拡充
主務大臣による措置命令の対象として、飼養等、譲渡し等、放出等の禁止の規定又は放出等の許可の条件に違反した者を追加するとともに、措置命令の内容として、当該特定外来生物の飼養等の中止、放出等をした当該特定外来生物の回収等を追加すること。(第九条の三第一項関係)

第四所有者等不明の土地への立入り等の手続の整備
主務大臣等は、その職員に土地又は水面への立入り等をさせるための土地所有者等への通知をする場合において、相手方が知れないとき、又はその所在が不分明なときは、その通知に係る土地等の属する市町村の事務所の掲示場にその通知の内容を掲示するとともに、その要旨及び掲示した旨を官報に掲載しなければならないこととし、この場合においては、その掲示を始めた日又は官報に掲載した日のいずれか遅い日から十四日を経過した日に、その通知は、相手方に到達したものとみなすものとすること。
(第十三条第四項関係)

第五輸入品等の検査等の創設
一主務大臣は、特定外来生物又は未判定外来生物が付着し、又は混入しているおそれがある輸入品又は
その容器包装(以下「輸入品等」という。)があると認めるときは、その職員に、当該輸入品等の所在
する土地、倉庫、船舶又は航空機に立ち入り、当該輸入品等を検査させ、関係者に質問させ、又は検査のために必要な最小量に限り、当該輸入品等を無償で集取させることができるものとすること。
(第二十四条の二第一項関係)
二一による検査の結果、輸入品等に特定外来生物又は未判定外来生物が付着し、又は混入しているときは、主務大臣は、当該輸入品等を消毒し、若しくは廃棄し、又はこれを所有し、若しくは管理する者に対してこれを消毒し、若しくは管理をする者に対してこれを消毒し、若しくは廃棄すべきことを命ずることができるものとすること。(第二十四条の二第二項関係)
三二による命令の手続及び基準は、主務大臣が主務省令で定めることとするとともに、その基準を定めるときは、あらかじめ、生物の性質に関し専門の学識経験を有する者及びその他の学識経験を有する者の意見を聴かなければならないものとすること。(第二十四条の三関係)
四二による命令については、行政不服審査法(昭和三十七年法律第百六十号)による不服申立てをすることができないものとすること。(第二十四条の四関係)

第六罰則
一偽りその他不正の手段により特定外来生物の放出等の許可を受けた者等は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科すること。(第三十二条関係)
二許可の条件に違反して特定外来生物の放出等をした者等は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科すること。(第三十三条関係)
三その他所要の罰則を整備すること。

第七施行期日等
一この法律の施行期日について定めること。(附則第一条関係)
二この法律の施行に伴う所要の経過措置について定めること。

(附則第二条から第四条まで関係)
三政府は、この法律の施行後五年を経過した場合において、この法律による改正後の規定の施行の状況について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする
こと。(附則第五条関係)
四動物の愛護及び管理に関する法律(昭和四十八年法律第百五号)について所要の改正を行うこと。
(附則第六条関係)



08:56 | beeabdbe
2012/11/13

環境省より

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違反したらどうなるの?

特定外来生物は、たとえば野外に放たれて定着してしまった場合、人間の生命・身体、農林水産業、生態系に対してとても大きな影響を与えることが考えられます。場合によっては取り返しのつかないような事態を引き起こすこともあると考えますので、違反内容によっては非常に重い罰則が課せられます。以下はその一部をご紹介します。

個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金 / 法人の場合1億円以下の罰金に該当するもの

→ 販売もしくは頒布*する目的で、特定外来生物の飼養等をした場合 (*頒布(はんぶ):配って広く行きわたらせること。)
→偽りや不正の手段によって、特定外来生物について飼養等の許可を受けた場合
→飼養等の許可を受けていないのに、特定外来生物を輸入した場合
→飼養等の許可を受けていない者に対して、特定外来生物を販売もしくは頒布した場合
→特定外来生物を野外に放ったり・植えたり・まいたりした場合

個人の場合懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金 / 法人の場合5千万円以下の罰金に該当するもの

→ 販売もしくは頒布以外の目的で、特定外来生物の飼養等又は譲渡し等をした場合
→ 未判定外来生物を輸入してもよいという通知を受けずに輸入した場合


09:11 | 連絡事項
2012/07/04

外来生物法環境省より

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セイヨウオオマルハナバチ飼養等許可更新を農協等でとりまとめて申請したい方は以下を参照下さい。とあります。

個人農家や小規模農業法人では出来ないのでは?
また、設備や申請が3年ごとに多額の費用が必要になりました。
セイヨウオオマルハナバチの飼養等許可の申請を行う方へ

平成18年9月1日より、セイヨウオオマルハナバチは特定外来生物として規制されています。

● トマトの授粉など農業に使用されるものは、「生業の維持」の目的であって、ハチの逸出を防ぐ措置がとられている施設の中であれば、許可を得たうえで引続き使用することができます。

● 逸出を防ぐ措置とは、ハウスの開口部へのネット展張、出入り口の二重構造などを指し、飼養等許可を得る場合は、これらの措置が講じられているかも審査対象となります。詳細は、「セイヨウオオマルハナバチの飼養等の取扱細目」を御参照下さい。

● 巣箱を取り扱う場合は、巣箱についても「特定飼養等施設」として審査対象となります。

● なお、新規に飼養等許可を得る場合の申請方法については、他の特定外来生物のものと同様になりますので、「新たに特定外来生物の飼養等を開始したい方」のページを参照下さい。

 許可更新の仕方

  • 過去に農協等で許可申請をとりまとめて提出し許可を受けた農家・農協に限り、その許可更新に係る申請を再度農協等でとりまとめて提出する方法があります。「申請書作成の手引き」に、その方法を示しています。なお、とりまとめ申請は地方環境事務所等から手続きの依頼がなされた農協等に限って行うこととしており、該当する農協等に対しては、手引き及び申請書一式が地方環境事務所等から送付されます。
  • とりまとめ許可更新の場合、申請書様式1?C(本体及び別記)をご活用下さい。なお、別記のエクセルファイルは、記入する欄を1行しか設けていませんが、2行以上に増やしても構いません。
  • 個別に許可更新に係る申請をご提出頂く場合は、他の特定外来生物についての申請と同様の方法となりますので、「飼養等許可更新を申請したい方」のページをご参照下さい。

 許可を得た後の手続き

  • 許可を得た方は、許可証に記載された条件を遵守するほか、「飼養等の許可を取得した方」をご参照下さい。
  • なお、個体識別措置(特定飼養等施設の写真撮影)の届出については、当初の申請時に提出された内容に変更が無ければ、改めてして頂く必要はありません。
  • その他、許可を得た内容に変更があった場合等にも手続きが必要です。詳しくは、許可証に同封の資料をご覧ください。
  • 許可を受けて飼養等されている方に対しては、適宜、地方環境事務所等より、飼養状況の現地調査やヒアリング等を行っておりますので、その際には御協力を宜しくお願い致します。


環境破壊を起こさないためにもおすすめ致します。
地域にあったDNAを持った日本在種マルハナバチを飼養してトキやコウノトリのように放養して環境ブランド化減農薬トマトやイチゴ等で日本のナキウサギやホタル・植物を守りませんか?

個人農家さんが出来る事です。





11:07 | 報告事項
2012/05/08

昭島市にてミツバチキッズの会の養蜂を開始。参加者募集中

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昭島市にてセイヨウミツバチの養蜂を昭島市民と共に「ミツバチキッズの会」スタートしました。
参加者を募集いたします。
8名ほどでスタートしました。

ボランティアを募集いたします。

ハチミツ用バイオマスボトルも完成いたしました。
ハチミツを採取致しましたらボトルに詰める作業等一緒にしませんか?
また、ケーキや石鹸・ロウソクなど作って昭和記念公園観光地域ブランドや多摩川ブランドを
創ってみませんか?

5月11日6:00pmから 「ミツバチキッズの会」開催します。
詳細はお問い合わせください。
beeandbe38@gmail.com

参加者をお待ちしております。






12:49 | beeabdbe
2012/03/19

環境省より セイヨウオオマルハナバチ

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環境省より セイヨウオオマルハナバチ

定着の実績
・27都道府県で野外においてセイヨウの目撃・捕獲例があることが報告されている。
・北海道においては、セイヨウの自然巣の発見があり、調査が進むに従い発見例は増加していることが報告されている。

天敵・寄生生物
・寄生生物はウイルス、細菌、菌、原虫、線虫、昆虫、ダニ等多種にわたることが確認されている。
・微胞子虫Nosema bombiが警戒すべき寄生生物であり、輸入セイヨウより本種と考えられる微胞子中が確認されている。また、本種は米国のマルハナ生産工場に壊滅的な被害を与えたことが報告されている。
・Nosema bombiの在来種個体群における感染率等は不明である。
・マルハナバチポリプダニが輸入セイヨウから検出されたが、現在はオランダの工場で駆除が行われていることが確認されている。
・マルハナバチポリブダニのセイヨウと在来種の間での水平感染が確認されている。

環境省データーより抜粋

15:47
2012/03/15

純国産クロマルハナバチの増殖

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ミツバチ、マルハナバチが環境悪化などの原因で激減している。植物の受粉を助けるハチは、多種多様な生態系を維持する『鍵』であり、多くの野菜や果物の授粉にも使われている。
 これまで日本の自然を守り、農業を支えてきたハチの異変は生態系にとっても農家にとっても深刻な問題。
 その救世主として期待される国産クロマルハナバチの増殖事業に、日本で唯一能登町が乗り出した。


10:23 | beeabdbe
2012/02/21

独立行政法人国立環境研究所より

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● 野生化のリスクは大きい

日本には在来のマルハナバチが22種類生息しています。これらの中にはセイヨウオオマルハナバチと生態的特性(体の構造や生活史、利用する植物種)が類似したものも多く含まれます。そのため、セイヨウオオマルハナバチが日本で野生化した場合には、利用植物や営巣場所をめぐる競合が生じて、在来のマルハナバチが駆逐される危険性もあります( 図7 )。

別の生態リスクとして遺伝的かく乱があります。そこで、遺伝的かく乱のリスクを評価するために、交雑実験を行いました。その結果、セイヨウオオマルハナバチと在来種との間に、種間交尾が成立することが確認されました。そして、在来マルハナバチ雌(女王)と外来マルハナバチ雄が交雑すると胚発育のできない雑種卵が生じることが示されました。このことからセイヨウオオマルハナバチは在来マルハナバチの繁殖に悪影響を与える可能性があることがわかりました。

外来のセイヨウオオマルハナバチが持ち込むダニの問題も重要です。体内寄生性のダニに多量に感染すると、マルハナバチは疲弊し、飛べなくなってしまいます。このリスクを検証するために、セイヨウオオマルハナバチの商品コロニーおよび日本の在来マルハナバチ野外集団におけるダニの感染率を調べ、さらに、ダニの遺伝子解析を行いました( 図8 )。

その結果、ダニにはヨーロッパ型と日本型があり、1999年までの調査ではヨーロッパ型のダニは日本国内の在来マルハナバチからは検出されませんでしたが、2000年に在来のエゾオオマルハナバチからヨーロッパ型のダニが見つかり、野外に逃げ出したセイヨウオオマルハナバチから感染したものと考えられました。セイヨウオオマルハナバチの大量流通は寄生生物の世界的な蔓延を引き起こす可能性があります。

図7 国内におけるセイヨウオオマルハナバチの野外目撃、捕獲情報
図7:国内におけるセイヨウオオマルハナバチの野外目撃、捕獲情報

図8 オオマルハナバチから採取されたダニの遺伝子型と地理的分布
図8:オマルハナバチから採取されたダニの遺伝子型と地理的分布 


09:38 | beeabdbe
2012/02/21

株式会社アレフより

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1.トマトとセイヨウオオマルハナバチ
一般的に花の種類には、風によって花粉が運ばれて受粉する「風媒花(ふうばいか)」と、花が蜜を出して昆虫を呼び寄せ、その体について花粉が運ばれて受粉する「虫媒花(ちゅうばいか)」という、おおまかな分け方があります。
トマトやピーマンなどのナス科の果物の花は蜜を出しません。その代わりに振動によって花粉を散らし、受粉する振動受粉を行ないます。振動の原因は昆虫でも風でもよく、また花粉が昆虫の体について運ばれることもあります。


◎ 手作業、ホルモン剤に代わるものとして
露地栽培ですと風や昆虫が花粉を運んだり振動を起こしたりして自然受粉をするのですが、一年間を通してのハウス栽培となるとそれは困難です。そのためハウス栽培では、植物ホルモン剤による処理、または一つひとつ手作業による受粉が必要とされていました。
植物ホルモン剤処理というのは、トマトやミニトマトの花にホルモン剤を吹きかけることで、実際は受粉していないにもかかわらず受粉したと感じさせ、着果をうながすものです。ですからこの場合の植物ホルモン剤は「結実促進剤」と呼ばれます。これも農薬の一種ですから、使用には細心の注意が必要ですし、「空洞果」といって中身に隙間がある果実の発生率が高くなるともいわれています。そこで、手作業での受粉や植物ホルモン剤の使用に代わるものとして使用されるようになったのが、セイヨウオオマルハナバチです。

セイヨウオオマルハナバチ
セイヨウオオマルハナバチ
(北海道恵庭市えこりん村にて)

2.セイヨウオオマルハナバチの使用停止
このようにセイヨウオオマルハナバチは、トマトやミニトマトなどのハウス栽培で、植物ホルモン剤を使わず、受粉作業を効率化するために、1990年代のはじめから日本に輸入され、広く利用されてきました。
しかしハウスからセイヨウオオマルハナバチの一部が逃げ出すなどして野生化し、在来のマルハナバチやマルハナバチと共生関係にある植物の繁殖などに重大な悪影響を及ぼしはじめていることがわかったのです。

アレフでは、安全・安心な食材は健全な生物多様性、生態系の活動によって守られると考え、早くからその排除に取り組んできました。
取り組みのスタートは2005年でした。ミニトマトなどの契約生産者の方々に、セイヨウオオマルハナバチを使用しない栽培を呼びかけたのです。

セイヨウオオマルハナバチを使わずにミニトマトを効率的に受粉させる、という契約生産者の方々の新たな努力がはじまりました。


◎ 生物多様性リーダーシップ企業として
2008年5月、アレフは「生物多様性条約第9回締約国会議(COP9)」(ドイツ)に招かれ、「ビジネスと生物多様性イニシアティブ」のリーダーシップ宣言に署名しました。このとき、リーダーシップ企業の活動目標の一つとして、改めてセイヨウオオマルハナバチの不使用と駆除に取り組むことを掲げました。
その結果、直営店舗で提供しているミニトマトについては2010年までに、すべてセイヨウオオマルハナバチを使用しないで栽培されたものになりました。

これからはさらにトマト栽培においてもセイヨウオオマルハナバチの不使用を実現するなど、活動をいっそう進展させていく方針です。

3.駆除活動への参加
 
環境省が制定した「外来生物法」においてセイヨウオオマルハナバチが、生態系に被害を及ぼす可能性のあるものとして「特定外来生物」に指定されたのは2006年のことです。アレフではその前年(「外来生物法」が策定された2005年)からセイヨウオオマルハナバチ駆除活動を始め、現在も継続しています。
駆除活動は5月から6月の巣をつくりはじめる頃に実施します。この時期に女王バチを捕獲すると、数千匹の働きバチや新女王バチが生まれるその後の繁殖を未然に防ぐことができるので、効果的なのです。

地域の方々、とくに子どもたちの参加も募って啓発の意味もあわせて取り組んでいます。


◎「セイヨウオオハナマルバチバスターズ」へも協力
北海道庁が組織する「セイヨウオオマルハナバチバスターズ」にも協力しています。この市民参加型の駆除活動では、2009年度には総計5万419頭のセイヨウオオマルハナバチが捕獲されています。

それでも観察によると、 2011年7月には北海道恵庭市の住宅の庭先、空き地、ナタネ畑でもセイヨウオオマルハナバチの働きバチが数多く発見されています。地道に根気よく活動を続けていくことが大切だと考えています。



08:35 | beeabdbe
2012/02/20

環境省より

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和名 セイヨウオオマルハナバチ
科名 ミツバチ(Apidae)
学名 Bombus terrestris
英語名 Large earth bumblebee
原産地 ヨーロッパ。日本へはオランダ、ベルギー、イギリス、イスラエル等から、コロニー(女王を中心とする家族)単位で輸入される。
特徴 胸部・腹部のそれぞれが鮮やかな黄色と黒色の縞模様で、腹部の末端は白色を呈する。この斑紋は、女王・働きバチ・雄バチでほとんど差がない。
日本在来のマルハナバチ属は15種が分布する。このうち、セイヨウオオマルハナバチに類似する白色部を持つ種に、道東にのみ生息するノサップマルハナバチが知られ同定に注意が必要。
マルハナバチの中でも、花資源をめぐる競争や女王蜂の活動開始時期が早いことによる営巣場所をめぐる競争、高い増殖能力等大きな競争力をもつと言われている。
定着実績
1991年に静岡農業試験場で試験導入されたのち、輸入が本格化した。
1996年春に、北海道で本種の女王による野外越冬がはじめて確認され、自然巣も発見された。現在までに、27都道府県で本種が目撃されており、周囲にトマト温室等のない場所でも本種が目撃されている。北海道・日高地方や千歳川流域におけるモニタリングでは確実な定着増加が報告されている。

被害状況
■生態系に関わる被害
北海道での調査研究では、類似した営巣場所要求性をもつと言われており、在来のマルハナバチ全般(特にエゾオオマルハナバチ)との競争が懸念されている。マルハナバチ類は、しばしば巣の乗っ取りを行うが、本種も実験室において、在来種の女王を刺殺して乗っ取りを行った例が報告されている。
在来マルハナバチでも盗蜜行動は見られるが、セイヨウオオマルハナバチは短舌であり、盗蜜を頻繁に行うために、野生植物の種子生産を阻害すると言われ、エゾエンゴサクの種子繁殖の阻害が確認されている。
在来のマルハナバチ類は、生息場所の喪失や分断化等により、低地ではかなり衰退していると推測され、サクラソウ等の野生植物の種子生産に影響をもたらしていると言われており、本種がさらに在来マルハナバチ類を圧迫することにより、野生植物の健全な繁殖を損なうおそれが指摘されている。
北海道・日高地方や千歳川流域でセイヨウオオマルハナバチとの置き換わりが生じて、特にエゾオオマルハナバチの明確な減少が確認されており、鵡川町の5-7月の調査では、2003年から2005年にかけてエゾオオマルハナバチの観察比率が1/10以下、観察数が1/15以下に減少している。
イスラエルでは、本種が侵入した地域において花蜜資源の独占により、ハナバチ相全般が著しく衰退した例が報告されている。
実験室において在来種のオオマルハナバチ、エゾオオマルハナバチやクロマルハナバチに対する交尾行動を示していることが報告されており、DNA解析により野外でのオオマルハナバチ、エゾオオマルハナバチとの交尾も確認されている。
輸入されたセイヨウから内部寄生性のヨーロッパ系統のマルハナバチポリプダニが報告されていることから、在来のマルハナバチに疾患を生じさせることが懸念される。
取扱い上の注意 マルハナバチ類はミツバチなどに比べるとおとなしいハチであるが、素手で触ると針で刺すこともあるので、取り扱いには留意が必要。
備考 現在、トマトの施設栽培においては、栽培面積の約4割で本種が利用されており、年間約7万コロニーが流通・利用されている。
その他、なす、いちご等で利用されている。
小規模だが屋外における桜桃・リンゴ・ナシ・ウメ等の果樹の受粉にも利用されていた。
ハウスの開口部にネットを張ることにより、逸出防止が可能である。
在来マルハナバチの増殖技術も確立しており、商品化も行われている。
カナダ、アメリカ合衆国では、輸入禁止措置が取られており、在来種を利用している。
本種の導入により、トマトを中心とした施設栽培において労力の軽減、ホルモン剤の代替等に大きな役割を果たしている。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。

12:09 | beeabdbe
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