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2013/07/01

セイヨウオオマルハナバチの体内で見つかったマルハナポリプダニ

Tweet ThisSend to Facebook | by:beeandbe
独立行政法人国立環境研究所より


寄生生物の持ち込みの問題


セイヨウオオマルハナバチのように外来の生物を持ち込む場合、同時に外来の寄生生 物を持ち込む恐れもあります。マルハナバチ類には、ウイルス、菌、センチュウや昆 虫など様々な寄生生物が寄生しています。もし、セイヨウオオマルハナバチが、日本 には存在しない寄生生物を持ってきた場合、それらの寄生生物に対して抵抗力のない 在来のマルハナバチに深刻な打撃を与えることが予想されます。既に、セイヨウオオ マルハナバチの輸入品の中から微胞子虫という病原体やマルハナポリプダニという体 内寄生性のダニが見つかっています。現在、これら外来寄生生物が在来マルハナバチ に対して及ぼす影響を調べています。今後、セイヨウオオマルハナバチを含む様々な 生物資材に対して、寄生生物の有無をチェックする検疫体制を整えていく必要があり ます。


マルハナポリプダニの写真(矢印)

輸入製品中のセイヨウオオマルハナバチの体内で見つかったマルハナポリプダニ  矢印で示されているのが雌成虫で、そのまわりにある小さなつぶつぶが卵。このダ ニはマルハナバチの気管に寄生し、昆虫の血液である血リンパを吸って生きる。コロ ニー内での感染率は高く、異なるマルハナバチ種間での水平感染も起こる。



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